1. >
  2. >
  3. ウォード錠

ウォード錠

ウォード錠の歴史は古く、古代ローマの時代に原型が考え出されたと言われている錠前です。
現在でも、南京錠やスーツケースなどにかける簡易なロックとして活用されます。
構造は、カギの内部に「ウォード」という障害物が設置されていて回転を妨害します。
正しい形状のカギが挿しこまれた場合のみ、その障害に邪魔されることなく回転して施錠・開錠が可能となる構造です。

今では錠前と言うより芸術品

ウォード錠の原理は極めて単純で、簡単なカギはすぐに解錠できます。
解錠やカギの複製を難しくするには、ウォードの形状を複雑にする必要がありますが、複雑にすればするほど芸術品という域に達するものまで現れました。
現在、使われる形としては、雨戸錠に使われる「さる」や、門扉などで使用されている閂のような簡単な構造のカギです。
また、容易に合い鍵カギの複製ができますので、同種のタイプのウォード錠であれば全て開けられるという、言わばマスターキーのようなカギの作製も可能です。

実際、驚くべきことに古代より既にマスターキーシステムに類似した、個別のカギで施錠・解錠をしながらも多数のカギを施錠・解錠できるマスターキーが考案されていたと言われます。

芸術性が重視され進化したウォード錠

ウォード錠は構造が簡単なので合いカギが簡単に作製できます。
実際に、ウォード錠のキーに合わせて「スケルトンキー」と言われたカギが合いカギとして使われていました。
このように低い防犯能力しか持っていないウォード錠は、不正な解錠やコピーを防御するため少しずつ形状が複雑になっていきました。
キーの先端部分が複雑化するに伴い、カギ全体の優美さが重視されるようになって来ました。

さらに、カギの頭の部分に紋章や模様を彫刻するなど、カギは次第に権力や財力のシンボルとしての嗜好性の高い芸術品へと変化していきました。
古くから、デザインの題材にとして、ネックレスや指輪などの装飾品類にカギが使われていました。
現代においても、カギのイメージはウォード錠の持つ権力や富の象徴として、アンティークな高級感のあるデザインとして使われています。
ウォード錠は時代を超えて愛される、高い芸術性を持ったカギと言えるでしょう。

現在でも根強いファンを持つウォード錠

ウォード錠は、現代では芸術品と捉えるべきなのですが、優美で高級感のある優れたデザインであるため根強いファンが多く、現在でもウォード錠を自宅玄関に設置したいと望む人も多いのです。
あくまでもウォード錠を芸術品で装飾の意味で設置し、ワンドアツーロックでセキュリティレベルを維持したうえで、設置しなくてはいけません。
「JBR生活救急グループ」はウォード錠のセキュリティレベルアップの相談や、ウォード錠・カギが壊れたときの相談に乗ってくれます。