美和ロック

美和ロックは建築用錠前ではシェア日本一のメーカーです。
創立は1945年ですから、伝統のある企業といえます。

もともとは、五十鈴兵器という兵器製造会社でしたが、日本銀行からの依頼で封印錠を開発製造したことをきっかけに鍵製造産業へと大きく事業変換することになりました。
これが1950年の話ですから、創業5年ですでに技術力において相当の社会的信用を得ていたと推測されます。
その後、建築用錠前事業で日本住宅公団特別共通仕様書の指定錠になる「本締付モノロック」を開発、公共住宅用規格部品のスタンダードとして今日のシェアを築きあげました。
現在は建築用錠前や工業製品用錠前をはじめとしてドアクローザや、セキュリティーシステム全般、サッシそのほかの建築金物にも事業拡大しています。

事業所は東京を本社として、名古屋大阪など5支店、札幌仙台など5営業所、伊勢や盛岡などに4工場、海外には米国オフィスがあります。

シリンダー錠

美和ロックのシリンダー錠シリーズはU9,PR,PR-J,JNの種類があります。
U9シリンダーはロータリータンブラープラスタンブラー9枚。
タンブラーが回転式になったことでピッキングに耐して非常に強固になりました。

PRシリーズは全タンブラーが揃って初めて回転するロッキングタンブラーとアンチピッキングタンブラーを合わせたピッキングが非常に困難なシリンダーです。
タンブラーをメインとサイドの2ウェイ方式にして耐複製性が高いのが特徴です。

PR-Jシリーズは、ロッキングタンブラーとアンチピッキングタンブラーを使用し、しかも、シリンダー内に高硬度部品を使用して耐ピッキング性能と耐破壊性能を高めています。
タンブラーをメインとサイドノ2ウェイ方式にして耐複製性が高いのが特徴です。

JNシリーズはシリンダーを取り替えることなくキーを変えることが可能なシステムです。
もちろん、キーを取り替えたときには取り替え後のキーしか使えません。

これらのシリンダーの耐ピッキング性能は10分間です。
CP認定基準が5分なので基準の2倍の性能があるということになります。

耐鍵穴壊し性能は3グレードで、G1,G2,G3があります。
G3はCP認定錠です。
取り付け場所でグレードを選ぶことができます。

CP認定錠とは、警察庁、国土交通省、経済産業省、日本ロック工業会、建物部品関連の民間団体によって構成される官民合同会議によって「防犯性能の高い建物部品」と認定された錠のことです。

補助錠

1ドアー2キー方式のための補助錠にはPRND3Rー1BL型があります。
既存扉への取り付けが可能なので、旧式の錠の補助に最適です。
サムターンはスイッチ式でピッキングに強いタイプです。

バールなどによる破壊に強い鎌デッド方式はPRND3Fー1BLになります。
鎌デッド方式とは、デッド部分から鎌状の金属がせり出して受け座にかみ合いバールで簡単に破壊できなくなる構造です。
これらのシリーズは取り付け方によって、元からついている主錠と回転方向を合わせることができるので補助錠としての機能が高いのです。

その他の防犯用品

これらの主力商品のほかにも様々な防犯製品を開発しています。
着脱式サムターンは、サムターンを取り外すことによって、針金差し込みによるサムターンの外部操作を不可能にする錠です。

チェッキーは、施錠時と解錠時で色が変わるようにした鍵です。
鍵のかけ忘れをなくすのに効果があります。